シナモンに薄毛予防・育毛効果が期待される理由

シナモンで育毛効果!?

シナモンはスイーツに使われている香辛料で、独特の香りに魅力がありますが、一方では薄毛予防や育毛効果に期待できるとTVなどでも紹介されています。

また含有されるビタミンやミネラル分といった栄養素の種類が豊富で、それらが薄毛予防や育毛効果を期待させるそうです。
シナモンにビタミンAとBや亜鉛に鉄分・銅など、必須栄養素が含まれているのは確かです。

しかし、これだけなら市販のサプリメントと変わりませんが、他に含有されているケイヒエキスが注目を集めます。 ケイヒエキスは毛細血管の機能を高める成分と言われていて、シナモンが細血管の修復効果を発揮するポイントでもあります。

更に、シナモンはTie2という受容体を活性化することが分かっています。 Tie2とは毛細血管の内と外をくっつけている存在で、この成分が血管の強さに関わることが分かってきました。

シナモンに含まれるシンナムアルデヒド桂皮アルデヒドとも呼ばれる物質こそが、Tie2を活性化して毛細血管を若返らせるわけです。

血管の健康は血流と関係しますし、血流が十分に流れてこそ薄毛予防や育毛効果に繋がるので、シナモンが話題になっているのも頷けます。 これらは複数のTV番組で取り上げられた話題で、研究を進める大学教授自らがメカニズムを解説していますから、とても信憑性があると考えられます。

ちなみにシナモンをほぼ毎日摂取するインド人はハゲてる方がすくないそうです。

シナモンとは

香辛料として知られるシナモンは、ニッケイ属に属するいくつもの樹木の内樹皮から採れる成分です。
漢字では肉桂と書き、ニッケイが変化したニッキと呼ばれることもあるのが特徴です。

別名をセイヨウニッケイといい、漢字表記だと西洋肉桂になります。
生薬においてはいわゆる桂皮と呼ばれますから、様々な呼び方がある香辛料だといえるでしょう。

主な産地はベトナムの一帯や中国の南部で、乾燥させたものが様々な料理に使われています。
古くはエジプトのミイラを保存する目的で使われてきたともいわれています。

摂取方法

シナモンといっても、一般的には香辛料として使われている飲食物を口にするのが普通です。
店頭では調味料コーナーなどで粉末状に加工されたシナモンや、スティックタイプの形で販売されています。
日常的にシナモンを摂取したい場合は、コーヒーや紅茶に入れて飲むのがおすすめ!
使用するのは粉末タイプで、入れる量は少量で十分ですが、好みで多少増減することが可能です。
他にも、スイーツのシナモンロールやカレーにもマッチしますから、こういった食品で摂取するのも良いでしょう。

経口ではないですが、頭皮に直接的にヘアパックを行い、経皮で摂取する方法もあります。

ただ、香辛料のシナモンは飲食物で摂るのが一般的ですから、やはりコーヒーや紅茶に入れて楽しむのが基本となります。
食品なら風味の変化が味わえるので、抜け毛予防や育毛効果に期待するか否かに限らず、日々の生活の中で楽しめるのが魅力的です。

一日の摂取量と注意

シナモンは薬ではないので、1日の摂取量に厳格な決まりはありませんが、一方では香り成分のクマリンにおいて過剰摂取に気をつける必要があります。

クマリンはシナモンの香り、厳密にはその元となる成分で、過剰摂取を行うと肝機能に影響する副作用が発生します。
この肝機能に関する副作用を考慮すると、推奨される1日の摂取量は粉末状のシナモンで小さじ1杯程度とされてます。

スパイスとして小瓶から振りかける場合は、大体18から20振りくらいで許容量の上限値でしょう。

勿論、過剰摂取にあたる量には個人差がありますし、肝臓が強い人なら多少多く摂っても耐えられますが、安全を考え余裕を持って楽しむことをおすすめします。

シナモン入りのビスケットやクッキーだと、100枚以上食べなければ過剰摂取にはならないので、多少食べ過ぎても大丈夫でしょう。 ただし、八ツ橋だと20枚から30枚で上限値ですから、同じスイーツでも違いがある点に気をつける必要があります。

摂取量が心配ならサプリメントも多くのメーカーから販売されていますので、その説明書通りの摂取をするといいでしょう。